熊本地震、1年

2017.03.28 防災の取り組み

平成28年4月14日に起きた熊本地震。熊本市内にある850棟のマンションのほぼ7割が、被災しました。被災したマンション管理組合では、復旧に向け動き出しましたが、マンション特有の住民の合意形成のむずかしさ、工事費の高騰、工事業者の対応力の問題などで、復旧が遅れに遅れています。そんな中で、全管連の一員である熊本県マンション管理組合連合会の会員である「ビブレ本山マンション管理組合」の被災直後の混乱から、理事会の対応、復旧工事への取り組みの足取りを副理事長の稲田雅嘉氏に、書いてもらいました。同マンションの復旧工事は4月末に竣工の予定ですが、その記録は、今回の熊本地震によるマンション被災の実相を活写しています。全管連では、被災から間もなく1年になる熊本地震のマンション被災とは何だったのかを、多角的に追跡してゆきます。

(全管連会長・川上湛永)